トリンコマリー Trincomalee
■概要: トリンコマリー Trincomaleeはセイロン島の北東部に位置する海辺の町です。
歴史のある大きな港、トリンコマリー港を有し、北部エリアに共通するタミル文化の影響が色濃く立派なヒンドゥー教寺院を見ることが出来ます。
歴史的には第2次世界大戦中、コロンボ港と共に日本軍とイギリス海軍の戦闘の舞台にもなり(セイロン沖海戦)日本軍の空襲を受けて大きな被害を出しています。
スリランカの内戦が長く続いた影響から経済発展が遅れましたが、内戦後は急速に発展し、美しい海とビーチといった観光資源を活かして高級ホテルが並ぶ街になり、更なる発展に力が注がれています。
東海岸はコロンボ方面から遠く、また海のシーズンが主に6月〜9月と比較的短いことから、海水浴などのアクティビティだけでなく、海を見渡せる高級ホテル内でのプールやレジャーを楽しむ、時期を選ばない滞在をメインにされるのも良いでしょう。
■観光スポット: 美しいビーチとして知られるニラヴェリ・ビーチ Nilaveli Beachでの海水浴、自然保護区でもあるピジョン・アイランド国立公園 Pigeon Island National Parkでのシュノーケリングやウミガメ観察、ホエール&ドルフィンウォッチングなどの海のアクティビティが楽しめます。
ピジョン・アイランドへのボートは現地で直接手配可能ですし、周辺ホテルなら大抵アレンジが可能です。
タウン周辺にはヒンドゥー教のコネスヴァラム寺院 Koneswaram Templeがあり、景観も素晴らしく一見の価値があります。
■行き方:バンダーラナーヤカ国際空港(CMB)からは車で約7時間弱の行程と、とても長い旅程です。
一気に行くよりも途中観光(アヌラーダプラ、シーギリヤなど)を加えて1泊するほうが良いかもしれません。
シーギリヤロックからは約1.5時間と行き易い距離の為、世界遺産観光とセットにするには適した場所です。
コロンボ・フォート駅から鉄道も出ていますが車よりも時間がかかります。
Cinnamon Airの国内線では、バンダーラナーヤカ国際空港から一旦シーギリヤ空港を経由、そこで乗り換えてトリンコマリーに飛ぶような流れになりますので、便数が少ないことからスケジュールの調整が重要になります。
■シーズン:海のシーズンは6月〜9月です。ホエールウォッチングもこの時期を外すとほぼ全く観察が難しくなります。
夏休みと重なる8月はウガ、アマランテなどの高級リゾート系ホテルはかなり早い時期から予約で埋まります。