ミンネリヤ国立公園とその周辺:ジープサファリツアーについて -

ミンネリヤ(Minneriya)・カウドゥッラ(Kaudulla)
・エコ・パーク(Eco Park)・ワスガムワ(Wasgamuwa)




文化三角地帯のメインスポットでもあるシーギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)から気軽に行ける距離の為、2010年ごろから特に人気が増しているサファリエリアがミンネリヤ国立公園(Minneriya National Park)です。

ミンネリヤで観察出来る野生動物は何といっても象の群れ。
エレファント・ギャザリング(elephant gathering)と命名されて日本でも一気に知名度が上がりました。


 
 

・最も良い時期は? - ベスト・シーズンについて


ミンネリヤ国立公園一帯は、スリランカの国立公園の中でも他に類を見ないような、ある特徴があります。
それはシーズンに関係なく、かなりの確率で年中象の群れを観察できる、という点です。

例えばヤーラ国立公園 (Yala National Park)は、1月〜6月のオンシーズンから外れると、動物との遭遇率が極端に減ることがあります。

これは雨期などの影響で動物がジープの通れるコースから外れた森林奥に入ってしまうことや、逆に渇きすぎて水場を求めて別のエリアに移動してしまうことが原因です。
サファリ用のジープは自然保護の観点から、どんなルートでも通れるわけではなく決まったコースを進んでいきますので、動物たちがコースからあまりにも離れた場所に移動してしまうと、ジープからは何も観察することが出来なくなってしまうという訳です。


余談ですが、数年前のまだひじょうに雨の多かった12月初旬。
ヤーラ国立公園はまだシーズン前でしたが、ヨーロッパからのお客様が是非にとサファリツアーを希望された為、過去の経験から動物の観察がひじょうに難しいことをご案内の上でご参加されましたが、悲しいことに3時間走ってクジャクを僅か数羽しか観ることが出来なかった....という苦い苦い思い出があります。

お客様方はその日しかサファリに参加することはスケジュール的に難しく、スリランカに来たのでどうしてもやってみたいというご希望でしたので無碍に「無理です」とも言えず。。(遭遇できる可能性だって捨てきれない訳ですし)
私共としては、ご参加いただく以上は常に沢山の動物をご覧になって頂きたいと思いアレンジしておりますので、痛恨でした。


上記のようにシーズンを外すか天候に恵まれなかった場合には大不作になることが珍しくありません。
自然のことですので天候の影響を受けるのは当然なのですが、かといって野生動物がそこから突如消えてしまうわけではありません。

しかしミンネリヤ国立公園は、その周囲を囲むようにカウドゥッラ国立公園 (Kaudulla National Park)、エコ・パーク (Eco Park)、ワスガムワ国立公園 (Wasgamuwa National Park)という3つの自然保護区があります。
野生の象の群れはこれらの地域に広く生息しているだけでなく、水場を求めて移動していると言われています。
その為、ミンネリヤ国立公園のシーズンが終わったとしても、これらの隣接した地域に行けば象の群れを観察することが可能なのです。

それでも、ミンネリヤ国立公園にもベスト・シーズンがあります。
平均的に、毎年7月初旬あたりから9月中旬くらいまでがミンネリヤ国立公園のエレファント・ギャザリングの時期になり、数百頭 (!)の象の群れが観察できます。


 
 

・適した時間帯と渋滞に巻き込まれないコツは?
        - エレファント・ギャザリングについて


上記の時期は丁度、欧米のバカンスと、日本&スリランカの夏休みが重ねる時期の為、大変な混雑になることも珍しくありません。
また、このエリアは午後からが観察時間帯としてはお勧めですので、ジープは通常、午後15時ごろから18時までの時間帯に入園するのが最も象の群れとの遭遇率が高くなります。
※ミンネリヤ、エコ・パーク、カウドゥッラ、ワスガムワ共通。

しかし最も混むスリランカの夏休み時期(8月)はここ数年、強烈な混み具合になっています。
まずゲートの隣のチケットセンターで入園チケットを購入しなければいけないのですが、これが事前購入不可で、外国人はパスポートの提出を求められる事もありますので、ジープで並んで入園前に購入することになります。

時期を少し外せば15時に行ってもすぐに入れるところが、ピークシーズンは午後13時を過ぎたあたりから混み始めますので、お昼が終わってすぐに入場ゲートを目指すような流れで動かなければ、入場までにジープで並んで1時間待ちなどという事も起こってきました。

夏休みにミンネリヤ国立公園にお越しの予定のお客様は上記の事情を踏まえての行動を心がけて下さい。

 


 

・ジープ予約は必要か否か?
       - シーズンによって考えよう


ミンネリヤ周辺は天候などの影響で、象の群れがどこのエリアに出現するのかは、あまり前の時期には分からない訳です。
今日はミンネリヤ、来週からはエコ・パーク、来月からはカウドゥッラかもしれません。未だはっきりとパターン化されておらず、世界的な気象異常の影響からか、雨期の時期すらずれてきています。

よくこのようなご質問を頂きます。「サファリにはジープの予約が必要でしょうか?」

夏休みのような、あらかじめ混雑する事がわかっているような時期にはジープのご予約が必要だと思います。
仮に予約をされないままミンネリヤや周辺自然保護区の中継地であるハバラナ(Habarana)付近に着いた場合、そこでジープを探すのは困難かもしれません。
どのジープも予約が入っていて思うようにジープが見つからない、などという事になると旅程にまで大きく影響してきます。

ピークシーズンはジープの予約を是非検討してください。


しかしここで注意していただきたい大事なポイントがあります。


 
1. すべての国立公園共通の事として、公式サイトからのジープ予約などは受け付けておらず「国立公園」「ジープ業者」は別の運営である。
そのため、公式サイトを装いジープ予約を勧める業者には注意する事。
早めに時間を切り上げて1日何件も予約を取るなどの誠実でない対応をする業者の報告もあります。

2. ジープを予約する際には、何時間のサファリなのか、どこで待ち合わせなのか、仮に象の群れの出現場所が変わっていた場合には、入場ゲートを他の自然公園に変えてもらう事が出来るのか、など確認が必要です。
特に最後の項目は、象の群れがどこにいるかが観察の重要なポイントになることから、かならず確認が必要になります。


当社イー・ツアーズにジープのご予約のご依頼を頂く場合でも、あまり前もってのジープご予約はせずに、知古のジープ業者に象の出現エリアを確認してからのジープ確保となります。

ピークシーズン以外の時期は、ジープの予約はどうするか?というと、正直、しなくても問題ないかなと思います。
現地で十分探せますし、仮に天候がすぐれなかったときは予約してしまった場合どうするか、という心配もあります。

自然が相手の事ですので、時間的な余裕がシーギリヤロック周辺であるのであれば翌日午後に変更、というフレキシブルな対応も必要になってくるかもしれません。


ただ、ミンネリヤ国立公園周辺はどの自然公園でも、出来るだけ午後のサファリツアーのほうに参加されたほうが良いかと思います。
*一日中国立公園内に居られる「1Dayサファリ」を除く。
早朝は不作、午後は豊作、というパターンがとても多く観られるためです。

上記、ご参考になりましたら幸いです。

 

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