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スリランカでは一般のレストランや、お洒落なカクテル・バーが付いているようなお店であっても、外から自分で買ってきたビールやワインなどのアルコール類持ち込みOKなお店が数多く存在します。

Bring Your Own Bottle、略してBYOBなどと称され、かのトリップアドバイザーでもこのワードでお店を検索することが可能です。


仮に日本だったら、居酒屋にビールを持ち込んで飲み始める客がいたらどん引きでしょうけど、スリランカでは割と話せばOKという事も多いですよ。(事前にかならず許可が要ります)

格式のあるホテルやパブなど、見てすぐ無理とわかるような場所もありますので、そこは失礼の無いようスマートに利用したいと思います。



スリランカ現地のグルメなどの情報を発信しているサイト YAMUではBYOBのお勧め店が特集されていました。



上記の特集されているお店以外にも数多くのBYOB対応店があります。

ただ、事前確認のためにメールで質問を送っても一向に返事が来ない、、という事が当たり前にありますので、思い切って電話で聞いてみましょう。


トリップアドバイザーでも公式ホームページでもBYOB対応と表示されておらず、実はBYOBもOKだよ!という有名店として、ニゴンボのLords Restaurant Complexをご紹介したいと思います。


Lords Restaurant Complex - Negombo


上記のように質問メールに返事がないのが普通のスリランカの飲食店の中で、ひじょうに対応が早く予約担当者のやる気が半端じゃないのがこちらのお店。

栄枯盛衰の激しい観光地の飲食店の中で常にトップクラスの人気を保ち続けるLords Restaurant、流石です。

お料理も美味しく、何より雰囲気が楽しい!お勧めです。


予約時には「どのくらいの量のアルコールを持込されますか?」など詳細を確認されますのでご利用の際には予めイメージされておくと良いでしょう。


尚、大事な約束事として、殆どのBYOBのお店では、アルコール持ち込みの際には1本につき少額の持ち込み手数料がかかります。

お店毎に手数料は違うので、事前に確認しておきましょう。





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今年の8月2日からオンラインでの申請が停止されていたスリランカのE-Visaでし

たが、9月27日よりETA(Electronic Travel Authority:電子渡航認証)の申請

が再開されました。



上記ETA申請のページは元々、E-Visa導入前に運用されていたもので、

その後、民間の代行会社がE-Visaを開始し、それが政府に「費用が高い」と停止

されて元のものに戻ったという、誠にスリランカ的な出来事でした。


さて、再開直後はニュース等でもシステムトラブルが散見されると会見で

言われていたのですが、今では通常通り稼働している模様です。


下記のJetroのページでもまとめられているように、今日現在、ビザ取得にかかる費用は

滞在の目的や期間により異なり、30日以内の観光ビザであれば日本、中国、インド、ロシア、タイ、インドネシア、マレーシアからの観光客に対するビザ費用は引き続き無料となり

ます。


尚、スリランカのバンダーラナーヤカ国際空港で入国時にVISAカウンターで

アライバルビザも引き続き取得可能です。

ビザやそのほかのルールについては予告なく変更になることがあり得ますので

ご旅行前に出来るだけWEBなどで情報収集をされておくと安心です。



駐日スリランカ大使館

〒108-0074東京都港区高輪2-1-54

TEL:03-3440-6911/6912(代表)

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ベントータにある「ルヌガンガ Lunuganga」














ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa)はスリランカを代表する建築家で、リゾートホテルや学校、富裕層の個人宅、国会議事堂など様々な建築を手掛けた偉大なデザイナーです。

スリランカ国内だけではなく、インドなどの海外からも依頼があり多くの意匠を残しています。

バワのホテル目当てにスリランカを訪れるツーリストも珍しくなく、多くが大手のホテルグループやバワの遺産を管理する財団の管理下にあり経営&保全されています。


バワが亡くなられたのは2003年なので、案外時代の新しい人なのかと意外に思った事がありました。

ジェフリー・バワという人は、英国植民地時代の残り香のある人物というか、スリランカスタイルで正装したサーヴァントが仕え、英国のローレンス・オリヴィエやヴィヴィアン・リーといった大スターをもてなしたといった優雅なエピソードが頭に浮かぶ、出自も現在のいわゆるマジョリティであるシンハラ仏教徒とはまるで異なる人というイメージがあり、

モノクロ写真の中の古き良き時代の知識階級のイメージが私の中で出来上がっていました。

建築年表を見ると、彼のホテルの中でも今も大変人気のあるHeritance Kandalamaや

Blue Water Hotel、Jetwing Lighthouseなどは1990年代、いわば晩年近くに造られているので、芸術活動期間の長い凄い人だったんだなとあらためて思います。



彼のホテル建造の際のエピソードは芸術的希求によるものが殆どで、スリランカで跋扈している様々なしがらみによる無数の妥協とは一線を画しており、それがかえって新鮮で魅力的に映ります。

スリランカ国内のエコ・ツーリズム団体を主宰している方が自然に優しいホテルについての講義の際に、スリランカでもっとも有名なエコ・ホテルの一つと言って良いダンブッラのヘリタンス・カンダラマの事を例に挙げ、「あのホテルがエコとか、ちゃんちゃらおかしくて〇〇が出る」とおっしゃった。

ヘリタンス・カンダラマ(旧:カンダラマホテル)は依頼主のAITKEN SPENCEがヘリを用意し「スリランカのどこでも良いのであなたの気に入った場所にホテルを建ててください」とバワに話したと。で、ダンブッラ付近のあの湖の近くに決まったのですが、建設が理由で水質などの環境問題が度重なり地元住民との裁判となってしまい、初っ端はまるでエコではなかったと。

バワはクレームがあっても建造プランは変えなかったようで、結果的に現在のあの自然と一体化したような意匠が出来上がったわけです。

ベントータにある彼の私邸のルヌガンガ(Lunuganga *塩の河という意)は庭の設計の際に少しでも外部の余計なものが一切視界に入らないように注力したとのことで、多くの人なら気にせず通り過ぎてしまうような事でも彼の美意識には大問題だったよう。

この辺の性格、イタリアの映画監督ヴィスコンティにも似ていなくもない。

自然や人に奉仕するのではなく、自然が芸術に仕える、とでも言うか。


建設中に依頼主など周囲と意見の相違があったりすると途中で仕事を放り出してしまう事がしばしあった事でも知られています。

依頼主からすると大きなお金をかけて作っている屋敷が途中で投げ出されるとか悲劇としか言いようがありませんが、設計面、感情面でどんな事がバワとトラブルになったのか詳しく読んでみたいところ。




スリランカで観光の仕事の隅っこに携わっている私から見ても、バワのホテルとそのエピソードから来る魅力は世界遺産に匹敵するといって差し支えないと言い切れます。

LTTEとの内戦がまだ行われていた時代、海外の観光客からはスリランカに行くのはちょっと怖いと思われていた頃にも、コアな旅行者は「バワのホテルに泊まりたい」とカンダラマやベントータ、ゴールを目指していました。

その中には日本からのお客様も数多くいて、日本人のバワ好きを強く印象付けました。

細やかな部分に異常にこだわる気質が日本人の琴線に触れるのかも....しれませ

ん。


次の記事では、そんなバワへの偏愛から遠い、当のスリランカ人からのバワ評に触れてみたいと思います。


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*10月7日追記:「バワの同性愛について、スリランカ人は?」というテーマを何年も前から書いてみたいと思っているのですがまだなかなか頭の中でまとめきれていません。

いつかまとめてみたいと思います。。






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