* 高速バス E-チケット 予約サイト ※WEBで予約する金額と当日券は料金が異なります。
当社のすぐ近くにある高速バスのハブ・ステーション「マクンブラ(Makumbura Multimodal Center 通称MMC)」は鉄道ほど海外の観光客の皆様には知られていませんが、利用の仕方によっては、スリランカ旅行での移動コスト&時間効率に多大なメリットのある是非知っておきたい交通手段です。
参考までに、マクンブラ(現地の発音ではマークンブラ)から乗り換えなしで行ける主な観光地は下記になります。
* エッラ & バドゥッラ - 約4時間弱 | 1日5便運行
* ゴール - 約1時間半 | 5:30am ~ 20:00pmまで30分おきに運行
* ティッサマハラーマ(ヤーラ国立公園の中継地) - 約4時間弱 | 1日5便運行
* マータラ
* タンガッラ - 約2時間半 | 1日5便運行(うち1便は夜行)
* キャンディ - 約3時間 | 1日3便運行(午後便のみ)
他にも書ききれないほどの地域に運行しており、行きにくいスリランカ東部方面や北部方面へも運行されています。
高速バスの利用はこのような人に向いています。
* 南部ビーチ方面のホテルにのんびり連泊し特に他の観光に行かない人。
(タンガッラ、ランナ、ハンバントータなどリゾートホテルの多いエリアに行くので連泊のお客様には利用価値が高い)
* 途中どこにも寄らずヤーラ国立公園サファリツアーにピンポイントで行きたい人。
* 途中どこにも寄らずエッラやバドゥッラで連泊したい人。
◆鉄道との比較
* 高速バスのほうが到着時間が早いルートが殆ど
* 便の本数が多い(特に人気のゴール路線などは圧倒的に多い)
* 鉄道の通っていないヤーラ方面までも行ける
* 鉄道に比べて遅延が少ない。(鉄道の場合は数10分の遅れなどは普通に発生する)
* 鉄道に比べても運賃が安い場合がある。
良いところばかりのような高速バスもデメリットはあります。
◆高速バスのデメリット
* マクンブラが始発ではない場合、座席数が残り僅かの場合はチケット売り場で
次の便を待たなければいけない。スリランカ人の利用の多い時期の場合には大変 混雑し頻繁に満席になる事。
* 空席状況は当日にマクンブラのチケット売り場に行かなければわからない。
* 予約サイトからチケットを予約出来るが、全ての路線のチケット販売をカバーできていない。
* 予約者が少ない便が突然キャンセルになるので予定が大きく変わるリスクが生ずる。
マクンブラはコロンボの南東、コッターワ(Kottawa)にあります。
ちなみにイー・ツアーズも同じ街にあります。ほどよく田舎?でいいところです。
マクンブラは地名であり、現地の人に説明する際にはマークンブラ・バス・ステーションと言わないといけません。MMCと略してもまだ知名度がそこまでないのできっとわかってもらえません。
約3km西にはコッターワ・バスステーションという所もあり、ここは高速バスは停まらないので混同しないようにしましょう。
敷地内は広いものの入り口の駐車場から案内係も多く、迷うことはあまり無いかと思います。インフォメーションデスクの人も親切に教えてくれますし、乗り場には行き先別の時刻表が電光掲示板で表示されていますので、次の便が何時に出るのかも一目瞭然。
英語、シンハラ語、タミル語に次々と表示が切り替わっていました。
マクンブラは高速バスだけではなくローカル路線バスも停車する駅なのですが、高速バスと比較して相変わらず運転が荒い荒い。人が降り切っていないのに発車しようとしたり、まあ乗る人もそれに慣れて体幹が鍛えられているんですが外国人観光客の利用には絶対向かないと思います。
次々入ってくるバスたちを見ていて気が付いたのは、マイクロバスが多い事です。
大人数の乗車が見込まれる人気路線以外は小さなバスで十分なのかもしれませんし、WEB予約の段階であまり人数が集まっていなければ車種を切り替えているのかも。
大型観光バスではない場合、スーツケースなどの大きな荷物は車内に入れないといけませんので一般的には追加料金が請求されることが多いのですがはっきりとした情報は得られませんでした。
ちなみにチケット料金はWEB予約だとシステム利用料やらサービス料などが加算されて、現地で買うよりも高くなります。エッラ&バドゥッラなどの人気路線は事前予約必須ですが当日買っても十分乗れるような便が大半のように見えました。
マクンブラ→マータラ(スリランカ最南端の町)が1席800ルピーとか、すごいお得感!これだったら家族で気軽に南部のビーチまで行って帰ってこれますよね。
正直、その場から海を見るために飛び乗っていきたいほどでした、お天気も良かったし。
ツアーガイドさんたちもマクンブラの詳しい情報を知らない人が意外に多かったので、日本語ガイドのラキさんも勉強の為にご一緒したのですが、高速バスの情報が一本化されていないので分かりにくいということはおっしゃっていました。
今回アポなし取材に快く応じて頂いたマクンブラのセンターマネージャー様にもお会いできて大変参考になりました。(なんと夫の両親のバナ友でした*バナとは仏教のお坊さんの説法会のようなもの。世間が狭いよコッターワ)
彼曰く、(MMCが)思い描いていたようなストーリーとは違う発展の仕方になっている。何かがスムーズではない。との事。
コロナ禍やデフォルトの巨大な影響もあったと思いますが、きっとそれだけではないのでしょう。
例えば観光バスの運転手のトレーニングも養成所を造っておこなっていて、見かけの上ではきちんと出来ているように見えても、時間がたつと自分たちのやり方に戻ってしまう。運転中に携帯で話したり、安全上問題のあるような行動に出る。
現場で実際に働く人間の管理が難しいのだというのですね。
これは大体どこの業種でも同じかもしれません。
働く人だけでなく、社会の上の層の人達にも原因有りと私は思うのですが、一例として下記のキャンペーンが8月に行われ大々的に宣伝されていたのですが、実際に今来てみるとそのサービスはやっていないのだと。
これだ、これだよスリランカ。
https://www.dailymirror.lk/breaking-news/Luxury-airport-shuttle-service-launched-from-BIA/108-289625
選挙の為のアピールキャンペーンだったとMMCの方々が仰ってるので、やはり政治家が絡むとややこしいです。
乗客が少なくてバスの運行がキャンセルになることは理解できますが、以前はあったけど今は無いサービスとか何が最新情報なのかがネットだけでは分かりにくくなって
いて、事前に予定を組むのが難しくなり、これが観光客の方がいまいち使いにくい理由かなと思いました。
現地に来てみなければわからないというのは、滞在時間に制限のある観光客にとってはリスクです。
イー・ツアーズではタクシーご利用のお客様に対し、高速バスに接続する際の時刻表情報や座席残数などをサポートさせて頂きます。
次回は詳しい乗り場案内と、屋内外の飲食、休憩所を紹介させて頂きたいと思います。
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