年末年始は、路線によってはチケット争奪戦必至のスリランカ鉄道ですが、予約サイトhttps://seatreservation.railway.gov.lk/mtktwebslr/ から実際お目当ての便を予約しようとしたら、あるはずの希望時間帯の便が表示されず....
既に売り切れ?(泣)という状況になっている方もいらっしゃるかもしれません。
人気なのが、紅茶畑の景観を眺めながら進んでいく高地エリアの路線で、キャンディ~ナーヌ・オヤ(ヌワラエリヤの最寄り駅)ですが、乗車時間が3時間強ありますので、肝心の景観の良い更に短い1時間程度の区間だけ乗られる方が増えています。
その中でもご利用の多いのがナーヌ・オヤ Nanu Oya~ハットン Hattonの区間になるのですが、Webの予約サイトのシステム上なのか、「実際にはまだ空席がある時間帯でも表示されない」という場合があります。
試しにやってみましょう。(12月5日に検証)
12月31日の大晦日、ナーヌ・オヤ駅からハットン駅まで予約サイトで検索します。
すると上記のように朝6時台の便1本しか無い!
売り切れか、とここで諦めず、目的地を変えて「ナーヌ・オヤ~キャンディ」にしてみましょう。ハットン駅はこの中間地点にある駅なのです。すると.......
はい、こんなに出ました。
ナーヌ・オヤ駅を午前9時台、お昼12時台という比較的利用しやすい時間帯のものがまだ残っています。
検索はあくまでもナーヌ・オヤ~キャンディなので鉄道はキャンディまでも行きますが途中のハットン駅で降りる事も勿論可能。その場合、途中下車の扱いになりチケットは少し勿体ないのですが、アトラクションと割り切っても良いのかと。
本当にハットン駅で停まるの?とご心配な方は、下記のTrains - Sri Lankaのアプリをダウンロードしましょう。
このアプリで上記と同じ路線「ナーヌ・オヤ~キャンディ Nanu Oya~ Kandy」を検索して、ずらっと出てきた時間帯の中で希望の便をみつけたら、画面右にある縦3つの・・・ボタンを押して「View schedule of this Train」をクリック。
すると、どの駅に何時に停まるという情報が全部出ます。
参考までに9:05am発の便を見てみましょう。※Trains - Sri Lankaのアプリ時刻は数分の誤差があります。
Nanu Oya 9:08am
↓
Radella 9:23am
↓
Great Western 9:32am
↓
Watagoda 9:42am
↓
Talawakele 9:55am
↓
Kotagala 10:13am
↓
Hatton 10:23am
上記の便でも確かにハットン駅がありました。ナーヌ・オヤ~ハットンはおおよそ1時間10分ほどの行程ですね。
これらの駅周辺は殆どが紅茶の産地で、Talawakele(タラワケレ)もTalawakelle Tea Estatesという大変有名な紅茶園と紅茶工場があります。タラワケレという名前自体が
スリランカではブランドです。
ハットンの次のRosella(ロゼッラ)駅も大きな茶園があり日本人の方が茶園併設のコテージにお泊りになられることがあります。
ちなみにハットン駅は規模もなかなか大きな駅で町の人口も多く、独特なタミル文化が感じられる、通り過ぎるには勿体ない場所です。各駅のしょぼい駅とか侮るなかれ!
このスリランカ鉄道予約の裏ワザは、短い区間で見つからないときにはより広い区間で買い、途中で降りるという具合に路線図を見ながら応用してみてください。
他の路線でもきっといろいろなパターンが見つかるはずですので、あきらめずに探してみると良いかと思います。良い旅を!
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